個人型確定拠出年金
「iDeCo(イデコ)」の
加入者数が認知度向上により急増しています。
◆加入者は改正後
8ヵ月で倍増し、62万人に
iDeCoは、
任意で加入することにより
公的年金に上乗せして
給付を受けられる私的年金のひとつで、
加入者自らが掛金を
拠出して運用方法を選び、
年金として受け取る金額は
運用成績によって変動するものです。
iDeCoの加入対象者が拡大し、
基本的に60歳未満の全ての方が
利用できるようになりましたが、
国民年金基金連合会が
公表した加入者数の状況によると、
今年8月時点で62万339人となり、
制度改正前の30万6314人
(28年12月時点)から倍増しました。
◆掛金払込証明書を確定申告や年末調整で提出
iDeCoの大きなメリットとして、
①掛金は「小規模企業共済等掛金控除」の
対象となり全額所得控除、
②運用益は非課税、
③受給時は所得控除
(年金で受給する場合は「公的年金等控除」、
一時金の場合は「退職所得控除」)
の適用が受けられます。
掛金を納付した加入者
(納付方法が「個人払込」の方)には、
国民年金基金連合会から
毎年10月下旬(初回の掛金納付が
10月以降の加入者には翌年1月)に
「小規模企業共済等掛金払込証明書」が
送られてきますので、
確定申告や年末調整の際に添付等して、
控除を受けます。
なお、小規模企業共済等掛金控除は
加入者本人の掛金しか
所得控除できませんので、
社会保険料控除のように
世帯主などが生計を一にする配偶者や
その他の親族の分を含めることはできません。
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