2018年5月28日月曜日

29年分の所得税・贈与税の確定申告状況



国税庁は平成29年分の確定申告状況について公表しました。




◆所得税の確定申告書は約2198万人が提出




 所得税の確定申告書を提出した方は2197万7千人で、



そのうち1283万人が還付申告でした。



一方、申告納税額があった方は640万8千人で、



その所得金額は41兆4298億円、



納税額は3兆2037億円と、



いずれも3年連続で増加しています。




 また、確定申告書を提出した方で、



株式等の譲渡所得について申告した103万1千人のうち、



所得金額があった方は前年と比べ81.1%増加の



53万3千人となり、その所得金額は3兆5732億円、



1人当たりでは670万円となっています。




 なお、譲渡損失を翌年以降へ繰り越した方は53万3千人でした。




◆贈与税は約46万人が暦年課税を適用




 贈与税について申告書を提出した方は50万7千人で、



そのうち暦年課税(基礎控除110万円)を適用したのは



46万2千人



(特例税率23万2千人、一般税率23万人)、



相続時精算課税は4万5千人となりました。




 暦年課税を適用した方について、



申告納税額があったのは36万6千人で、



その納税額は1747億円、



1人当たりでは48万円となっています。



 なお、住宅取得等資金の非課税制度



(父母や祖父母などの直系尊属から



住宅取得等資金の贈与を受けた場合に、



一定の限度額まで贈与税が非課税となる制度)は



5万8千人が適用しており、



贈与を受けた住宅取得等資金4979億円のうち、



4566億円が非課税の適用を受けています。





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