2016年9月20日火曜日

個人型確定拠出年金の制度改正



29年1月から個人型確定拠出年金の




加入対象範囲が拡大されることから、




認知度向上のため




愛称が「iDeCo(イデコ)」に




決定されました。





◆来年から基本的に全ての60歳未満が対象に




個人型確定拠出年金(個人型DC)とは、




公的年金に上乗せする私的年金




(国民年金基金連合会が実施)で、




加入者が選択した金融機関を通じて




自ら掛金の運用を行い、




運用の成果によって将来の給付額が決まる制度です。




現行の加入対象者は、




自営業者等(国民年金第1号被保険者)や、




企業年金等に加入していない会社員




(厚生年金被保険者)に限定されていますが、




制度改正により、




来年から企業年金加入者や




専業主婦(第3号被保険者)、




公務員等も対象になります。





◆個人型DCの主な特徴




◎受給方法……老齢給付金、障害給付金、




死亡一時金の3種類があり、




老齢給付金は原則60歳から




年金または一時金で受取ることができます。





◎掛金の上限……加入者によって異なり、




自営業者の場合は月額6.8万円(年81.6万円)、




企業年金等に加入していない会社員の場合は




月額2.3万円(年27.6万円)が限度となります。





◎税制上の優遇措置……掛金は、




全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の




対象となり、運用段階において得た収益は、



全額非課税です。




また、給付金を年金で受取る場合には




公的年金等控除、




一時金で受取る場合には




退職所得控除が適用されます。





◎注意点……運用リスクは




加入者個人が負うことになり、




原則60歳まで掛金を途中で引き出すことはできません。










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