29年1月から個人型確定拠出年金の
加入対象範囲が拡大されることから、
認知度向上のため
愛称が「iDeCo(イデコ)」に
決定されました。
◆来年から基本的に全ての60歳未満が対象に
個人型確定拠出年金(個人型DC)とは、
公的年金に上乗せする私的年金
(国民年金基金連合会が実施)で、
加入者が選択した金融機関を通じて
自ら掛金の運用を行い、
運用の成果によって将来の給付額が決まる制度です。
現行の加入対象者は、
自営業者等(国民年金第1号被保険者)や、
企業年金等に加入していない会社員
(厚生年金被保険者)に限定されていますが、
制度改正により、
来年から企業年金加入者や
専業主婦(第3号被保険者)、
公務員等も対象になります。
◆個人型DCの主な特徴
◎受給方法……老齢給付金、障害給付金、
死亡一時金の3種類があり、
老齢給付金は原則60歳から
年金または一時金で受取ることができます。
◎掛金の上限……加入者によって異なり、
自営業者の場合は月額6.8万円(年81.6万円)、
企業年金等に加入していない会社員の場合は
月額2.3万円(年27.6万円)が限度となります。
◎税制上の優遇措置……掛金は、
全額所得控除(小規模企業共済等掛金控除)の
対象となり、運用段階において得た収益は、
全額非課税です。
また、給付金を年金で受取る場合には
公的年金等控除、
一時金で受取る場合には
退職所得控除が適用されます。
◎注意点……運用リスクは
加入者個人が負うことになり、
原則60歳まで掛金を途中で引き出すことはできません。
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