◎地震保険とは……
地震・噴火・津波が原因の
火災・損壊・埋没・流出による損害を補償する保険で、
火災保険に付帯する方式での契約となります
(単独では契約できません)。
なお、火災保険だけでは、
地震による火災の損害は補償されません。
◎補償対象……
居住用建物と家財(生活用動産)が対象となります。
工場や事務所専用の建物、自動車、
30万円超の貴金属などは対象外です。
◎契約金額……
火災保険の契約金額の
30%~50%の範囲内で決めることができます。
ただし、建物は5千万円、
家財は1千万円が限度です。
◎保険料……
所在地(都道府県)や建物の構造により
保険料は異なります。
なお、地震保険料控除により、
所得税は最高5万円、
住民税は最高2万5千円を控除できます。
◎保険金の支払……
保険の対象である建物及び
家財の損害の程度に応じて、
「全損」、「半損」、「一部損」の
3段階に区分して損害認定をし、
全損は契約金額の100%、
半損は50%、
一部損は5%が支払われます。
なお、損害の程度が一定の基準を下回る場合は、
保険金支払の対象外となります。
◎損害認定の基準……
建物の場合は、主要構造部(土台、柱、壁、屋根等)の
損害額が時価の50%以上、
または焼失・流失した部分の床面積が
その建物の延床面積の70%以上である
損害が「全損」となります。
「半損」は主要構造部が20%以上50%未満、
または延床面積の20%以上70%未満、
「一部損」は主要構造部が3%以上20%未満、
または建物が床上浸水もしくは地盤面より45cmを
超える浸水を受けて、全損・半損に至らない場合です。
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