医療費控除は、本人または生計を一にする親族のために
支払った医療費(保険金などは差し引く)が10万円を超える
場合、一定金額を所得控除できる制度です。
◆Q&A
Q.10万円を超えていれば、全額が控除できる?
A.できません。10万円(所得200万円未満の方は所得の5%)
を超えた部分の金額が控除額となります(最高200万円)。
Q.風邪や腹痛等を治すために薬局で購入した市販の
医薬品は控除の対象?
A.対象となります。ただし、ビタミン剤などの病気の
予防や健康維持のための費用は対象外です。
Q.人間ドックや健康診断の費用は対象?
A.疾病の治療を行うものではないので、
原則として対象外です。
Q.通院するための交通費は?
A.電車やバスなどの交通機関を利用した場合、対象となります
(付添が必要な場合は、付添人の交通費も含む)。
なお、自家用車で通院した場合のガソリン代等は、
対象外です。
Q.個室に入院した場合の差額ベッド代は?
A.治療のために必要な場合は対象となりますが、
本人や家族の都合で個室にした場合は対象外です。
Q.保険適用外の自由診療は対象外?
A.保険適用の有無は関係なく、治療目的であれば対象と
なります。
例えば、自由診療となるインプラント治療(人工歯根)や、
レーシック手術(視力回復レーザー手術)などは対象です。
一方、美容目的で行うものは対象外です。
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