2018年9月18日火曜日

NISAの非課税期間終了時の選択


26年からスタートした一般NISAの非課税期間は



最長5年間のため、



26年分の非課税期間は今年で終了となります。




◆ロールオーバー又は課税口座に移管を選択




 NISA口座内の上場株式等を売却せずに、



非課税期間終了後も保有する場合は、



非課税期間終了時の時価を取得価額として、



①翌年のNISA口座の非課税投資枠に移す



(ロールオーバー)、



又は②特定口座などの課税口座に移すことを選択できます。




 ①を選択した場合、



引き続き譲渡益・配当等が5年間非課税となりますが、



翌年の非課税投資枠120万円を使用するため、



ロールオーバーした分だけ新規投資枠が減ります。



また、



ロールオーバーする上場株式等の時価が



120万円を超える場合でも、



すべて移すことが可能(上限なし)ですが、



その場合は非課税投資枠を使い切るため新規投資できません。




 なお、口座を開設している金融機関に対して、



あらかじめ「非課税口座内上場株式等移管依頼書」を



提出する必要があります。




◆課税口座に移管する場合の注意点




 ②を選択した場合、



課税口座へ移管後に生じた譲渡益・配当等は課税され、



譲渡損失は損益通算や繰越控除が可能になりますが、



譲渡損益を計算する際の取得価格は



非課税期間終了時の時価となります。




 例えば、100万円で購入し、



非課税期間終了時に70万円となった投資信託を



課税口座へ移管した場合、取得価格は70万円になります。



そのため、



移管後に値上がりし100万円で売却した場合は、



30万円の譲渡益となり課税されることになります。




 なお、移管の際に必要な手続きはありません。





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